理学療法士の給料は上がりにくい?その理由と年収アップの方法

理学療法士

私は公務員から転職して理学療法士の仕事をしています。理学療法士として働くなかで、給料はこのまま安泰なのか、給料は経験年数を重ねるごとに増えていくのか、と考えることがあります。実際、職場の先輩方から「理学療法士の給料は安いし上がらない」という声もよく聞くのも事実です。
そこで今回は、理学療法士の給料はなぜ上がらないのか、年収を増やす方法、年収アップにはお勧めしない方法を、私の実体験や先輩たちの声を参考にしながらお伝えできればと考えています。

給料が安くて上がらない理由

理学療法士の給料は、国民の皆様から徴収された健康保険料をもとに、国が定める診療報酬制度によって利益を生み出して給料として支払われる仕組みになっています。
現在、少子高齢化が急速に進み、社会保障給付費は年々増加しています。しかし近年は、診療報酬や介護報酬の改定で医療費は削減する傾向にあり、医療機関の収入が減少して、理学療法士の給料を増やす余裕がないのが現状です。

②理学療法士の数が増えすぎている

※参考 日本理学療法士協会 統計情報

上記のグラフを見てわかるように、理学療法士の数は年々増え続けています。このまま増え続けると需要より供給が上回って飽和状態になり、理学療法士の希少価値が下がっていく見込みです。病院としても、理学療法士の数は多く「替わりが効く」ため、無理して給料を上げる必要が無い状態と言えます。

③スキルが給料に反映されにくい

リハビリの診療報酬は点数で一定に決まっています。新人の理学療法士でも、経験年数10年以上の技術バリバリの理学療法士でも、患者様に支払われる診療報酬は同じです。そのため、数をこなしたとしても差別化を図ることが困難なため、スキルの差が給料に反映しにくい仕組みになっています。

年収アップにはお勧めしない3選

①独立開業

いわゆる自費診療での開業ですが、大きく稼げるのはごく一部の人だけで、稼げたとしても病院勤めと同等程度の収入しか得られない場合が多いです。柔道整復師や鍼灸師、ヨガやピラティスなど、治療を生業とした似たような職種のライバルが既に世に多く出回っているため、競争が激しく経営を維持するには相当な労力が必要です。

がんざき
がんざき

私の知り合いでも独立開業をした人が数名いますが、1年程度で廃業した人、週の半分近くをアルバイトで補填、YouTubeやセミナーの開催、書籍出版の収入で何とか穴埋めする・・など、厳しい声をよく聞きます。

②出世する

このブログて一番最初の項目で述べたように、診療報酬には限界があり、給料を増やせない事情が存在します。そのため、出世をしても大幅に給料を増やすことは難しく、増えても上がり幅が少ないか、ある程度の年数で頭打ちになるのが現状です。

③認定資格取得

病院によっては理学療法士協会などが主催の認定資格を取得すると給与に上乗せされるところもあります。これも上がっても数千円程度で、認定資格によっては年ごとに更新料を支払わないといけないものもあります。場合によっては、増える収入と取得のための支出がトントンになる事もあります。取得するまでの勉強などの大変さを考えると、コストパフォーマンスが良いとは言えません。

年収を増やす方法3選

①アルバイトをする

訪問やクリニックのリハビリなどでアルバイトをする方法があります。なかでも訪問のアルバイトの報酬が高い傾向にあります。アルバイトをすれば毎月安定した収入を得られますが、時間に縛られるため、休んでしまうとその分の給料は支払われず収入は減ります。また、本業の仕事が休みの日も働かないと行けないので、体を休める時間も減り、体力が削られていきます。

②副業をする

ブログや動画配信、WEBライター、せどりなど、すきま時間でインターネットや在宅で出来る副業がおすすめです。ブログや動画配信などの「ストック型」と呼ばれる副業は収益化するまで時間がかかりますが、収益化すればメンテナンスも必要ですが、ある程度何もしなくても収入を得られるシステムが構築されます。WEBライターやせどりなどの「フロー型」の副業はアルバイトと同じで、やったらやった分だけ収入を得られます。丸1日アルバイトのように時間が拘束されることはありませんし、要領よく自分で調整して、すきま時間に行うことが出来れば、お出かけや旅行を楽しみながら行えます。

がんざき
がんざき

私の同僚や先輩たちも、動画配信やせどりなど、副業を要領よく自分で時間を調整して、収入を増やしながら旅行など余暇を楽しんでいます。

③積立NISAなどの運用

投資なので元本割れのリスクはあります。毎月決まった額を積み立てる「ドル・コスト平均法」を使って、右肩上がりの投資信託を選んで長期間運用するときによって元本割れのリスクは軽減します。株価変動に一喜一憂せず、時間を気にせずほったらかしで出来るので、お金に働いてもらうシステムが出来ます。

まとめ

今回は理学療法士の給料についてお伝えしました。

給料が上がらない理由はいくつかありますが、副業や資産運用など、やり方次第で年収アップもできます。無駄な支出を減らすなどの家計管理も併せて行なっていけば、それなりの生活もできると思います。実際、私も結婚して子供もいますが、アルバイトと資産運用で収入を増やしつつ、無駄な支出を減らしながらそれなりの生活ができています。

以上でこの記事は終わります!

今回の記事が参考になればうれしいです!

最後までご覧いただきありがとうございました!

では、そういうことで!

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