「理学療法士の仕事はしんどい、つらい」と思ったことはありませんか?
私も時々そう思うこともあります。医療の現場は常に命に関わる責任が重い仕事です。
また、患者様やご家族、医療スタッフなど多くの人達と関わり、円滑に仕事を行わなければなりません。
今回は、理学療法士の仕事が大変と感じる理由や、しんどくなった時の対処法などを解説します。
理学療法士の仕事に不安を感じる方や、これから理学療法士を目指す方の参考になればと考えています。
理学療法士の仕事が大変と思うこと
①体力を使う
理学療法士の仕事は、怪我や病気などの理由で身体機能が低下した患者様を支えながら機能訓練を行なうため、理学療法士自身も多くの体力を必要とします。
また、患者様やご家族に寄り添ったケアが求められるため、気を配り精神的にも疲れる場面が多いです。
そのため、休みのときはしっかり体を休めて、プライベートと仕事のスイッチを切り替えるなど、自己管理も重要になります。
②職場の人間関係
医療の現場では、医師や看護師、介護士、ケアマネジャーなど他職種との関わりも多く、情報交換などを行なって連携しながら仕事をしています。
他職種と関わりが多い分、積極的に人とコミュニケーションを取らないといけません。
そのため、人とのコミュニケーションが苦手な人は、そこで疲れやしんどさを感じてしまう職員もいます。
③リハビリの結果が出るまで時間がかかる
患者様の疾患や状態は人それぞれです。年齢も違えば、病気の治るスピードも個人差があります。
そのため、早期にリハビリの効果が出る人もいれば、数カ月かけてじっくり回復する人もいます。
進行性の疾患であれば、良くて現状維持、長期間で見ればゆっくり能力が低下する人もいます。
対象となる人の疾患や状態に合わせたリハビリの目標を、その都度、最良のプランを更新し続けなければなりません。

私もリハビリの効果が中々出ず困惑したこともありました。同僚や先輩たちと意見交換やアドバイスをもらいながら一緒に行うことで、その不安な気持ちも少し楽になりました。
④給料が安く将来性が不安
理学療法士の平均年収は約430万円で、全産業の平均年収の約500万円を下回っています。
体力を使うわりに給料が低いと感じる人も少なくありません。
また、理学療法士の数は年々増え続けています。ここ数十年を見ても約2倍程度になっています。
このまま増え続けると供給過多になり、理学療法士の価値は下がり給料も上がっていきません。
しんどくなったときの対処法
①やりがいを見つける
理学療法士の仕事は大変なことが多いですが、患者様からの感謝の言葉や笑顔を受け取るだけでも励みになり、しんどい気持ちも少しは楽になるのではないでしょうか。

実際、患者様やご家族から感謝の言葉や笑顔をもらうことが多く、やりがいを実感できます。その時は本当にこの仕事をやっていて良かったと思える瞬間です。
②しんどい理由を深掘りする
しんどい理由は、働き方、人間関係、職場環境、待遇など色々ありますが、上司に相談したり、自分で行動して解決出来る場合があります。
しんどい理由を深掘りすることで、自分が取るべき次の行動のヒントが得られるかもしれません。
③働く場所を変える
理学療法士の仕事自体がしんどいわけではなく、人間関係や職場環境、待遇が原因であれば、職場や環境を変える方法があります。
職場や環境を変えることで問題が解決出来るため、理学療法士のやりがいを維持したまま楽しく働くことが可能です。

私も本業やアルバイトで、病棟やクリニック、デイサービス、訪問看護など色々な部署を経験してきました。
それぞれ対応する患者様の特徴も違い、働き方もシフト制や土日祝日は休みのところなど色々あるので、自分に合ったワークライフバランスがとれる仕事を選ぶのが良いと思います。
まとめ
理学療法士の仕事は体力を消耗し、色々な方と関わりを持ちながら仕事を行うので、肉体的にも精神的にもしんどい事もあります。
ただ、それ以上に、患者様からの感謝の言葉や笑顔を貰うだけまでも励みになり、やってて良かったなと思うことは沢山あります。
それでも理学療法士の仕事を辞めたいと思うのであれば、思い切って転職するのも1つの選択肢だと思います。
自分が働くうえで何を重視するのか大切にするのか明確にしたうえで転職活動を行いましょう。
以上でこの記事は終わります!
今回の記事が参考になればうれしいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
では、そういうことで!