現在、社会人で理学療法士を目指そうと考えている人はいませんか?
私も7年間公務員として働いていて、そこから転職して理学療法士として現在も働いております。
社会人の経験をしたからこそ、自分のやりたいことに気づくこともあれば、手に職をつけて安心したいという気持ちもあると思います。
そこで今回は、社会人から理学療法士を目指すにはどうしたら良いのか、私の実体験を交えながら解説していきたいと思います。
社会人から理学療法士になれる?
結論が言うと社会人からでも理学療法士になれます!
年齢や経歴一切関係なく、理学療法士の資格を取得できれば、スタートはみんな同じで、様々な職場で活躍することが可能です。
理学療法士の資格取得は難しい?
指定の養成校で3年もしくは4年で学びます。
授業の単位取得はきちんと勉強すれば大丈夫ですが、一番大変なのは臨床実習です。
実際、病院や施設などに行って、直接患者様と触れ合いつつ、先輩にアドバイスをいただきながら知識や技術を学びます。
学校によって違いはありますが、短期実習(2〜3週間)が2回、長期実習(約8週間)が2回のところがほとんどです。
実習期間中は仕事をしている人は休まざるを得ない状況なので、収入面では注意が必要です。
実習先の先輩や患者様など人間関係に気を使い、肉体的にも精神的にもしんどい事もあります。
そこを乗り越えれば、あとは養成校の卒業試験に合格した後、国家試験を受けて合格すれば理学療法士になれます。

私もリハビリの学生時代、一番大変だったのは実習でした。
先輩方や患者様に気を使いながら、夜遅くまで症例レポートを作成してました。
ここ最近では実習での学習時間に関して、極力、学生の心身の負担にならないように、日中の実習以外での勉強を制限したりなど、病院によって少し差があると思いますが、学生に配慮した実習のやり方に徐々に変わってきています。
学費は?
学費は3年制の場合は約400〜500万円前後、4年制の場合は約600〜800万円前後となっております。
学校によっては昼間部も夜間部もありますので、夜間部であれば日中働きながら夜間に勉強に励むことが出来ます。
また、養成校によっては附属の病院や施設に就職すると学費が免除される、給付金が貰える、奨学金制度を利用できる等の制度もあるので、そういった補助制度を活用するのも1つの手です。

私も学生時代、国家試験の前日まで日中アルバイトをしながら、夜間部のリハビリの学校に3年間通っていました。
働きながら勉強するのは大変でしたが、クラスメイトのほとんどが同じ境遇だったので、みんなで励まし協力し合いながら過ごした日々は良い思い出です。
就職先は?
理学療法士の国家試験を合格して最初の就職先は、大半は病院やクリニックが多いですが、なかにはデイサービスや老人保健施設に就職する人も少なくありません。
訪問部門でのリハビリは新卒で採用するところは少なく、最低でも1〜2年の経験を経てから就職するところがほとんどです。
実際、社会人経験者は多い?
私の所属している病院にも毎年、新採用の方が採用されます。その中にも社会人経験者は一定数いますが、3人に1人くらいの割合で採用されている印象です。
社会人から理学療法士になる際の注意点
まずは給与面ですが、理学療法士の平均年収は約430万円で全産業職種の平均が約500万円なので、給与は少し低い水準になります。
子育てや親の介護など、自身のライフイベントと年収を照らし合わせながら成立するか確認する必要があります。
その次に体力面ですが、理学療法士の仕事は患者様を体で支えたり介助したり、ある程度の体力を使う仕事です。
最初のうちは体力的な仕事が多いですが、経験を積み重ねて管理職になったり、教育者側で働くことも出来ます。
職場によっては、外来診療や介護老人保健施設などの比較的介助度が低い職場に就職するのも1つの手でしょう。
まとめ
社会人から理学療法士を目指すには、いくつものハードルを乗り越えなければなりません。
学費も高額で、体力的に大変なところはありますが、患者様の力になれるやりがいのある仕事だと思います。
理学療法士の仕事は人と接する仕事のため、社会人を経験したスキルや自信は絶対に役に立つと思います。
実際、私も社会人を経験してから理学療法士に転職して、結婚もして子供も産まれて、幸せな生活を送っております。
簡単な道のりでは無いと思いますが、なりたいという強い気持ちがあるのであれば、ぜひ挑戦していただきたいと思います!
以上でこの記事は終わります!
今回の記事が参考になればうれしいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
では、そういうことで!